中国おそるべし

おととし入荷した杭州寒蘭の作ものの根っこを見て友人とやりとりしたメールの抜粋です。
中国おそるべし_c0068168_1011436.jpg
>どうも植土は腐葉土を使っている場合が多いようです。

そんな気がしますね。中国サイトの鉢植えの写真を見ると上の方には粒の石がおいてありますけど。
しっかりふるって粒をそろえて、みずはけはすごくよさそうです。
あまり腐食の進んでいないような感じです。
腐葉土を洗ってつぶをそろえる他にいろいろなもの(灰、炭、われわれの理解を超えたもの)を配合しているんでしょうね。HB101みたいな成分があるんでしょうね。そのへんに秘密がありそうです。

>「火山岩を砕いたような植え土」の古い根を見ると入荷した根と同じように灰色の土が付着してますね。
いろんな種類(黒、赤、灰、白)の細粒、いかにも成分が豊富って感じですよね。
川砂でなく、山の崩れた岩石ですね。うーーーーむ!!!

> ただ水はけを良くしているはずです。さて?
> 日本では無理ですよね。

日本でも内陸部の高地ならいいでしょうが、高温多湿の夏は越せないでしょうね。

こちらではヤシの実チップ「ベラボン」を使って好成績をあげてるところがあります。
ただし、これは肥料分がないし、ベラボン100%か、鹿沼に10%くらいの配合でないと失敗します。私も少し試しましたが、水をやりすぎても大丈夫なようです。
他のバークとか洋蘭のものではよくないですね。
武田21(杉皮)も100%使用で水をきらさなければ根の伸長は抜群です。これも肥料分がないし、高温多湿の夏を越す管理は難しいですね。

>いずれにしてもあのような木(根)を作れるのは謎ですね。中国人おそるべし!

鹿沼を主に使用するのは変えれませんが、その何かを探してみたいですね。

>チャボを育てるためにいろいろな方法を採っていますね。
>それにしてもオークションにはすごい根の物が出てますね。

ほんとです。このぶよぶよに醜く太った蘭はどうしたらつくれるのでしょうか???
by lishui | 2005-04-13 10:08 | 杭州寒蘭 | Comments(0)